ワープ09
「ヨーロッパ卒業旅行で実体験!手ぶら旅とは?」
皆さんは旅行カバンが急になくなるとどうしますか?
私の「ハプニング旅行」はこうなりました。
⇒「手ぶら旅!」
今回の卒業旅行は 最初のロンドン・ヒースロー空港の
手荷物紛失事件?(ロストバゲージ)から始まりました。
その後約3週間の道中、私がどう過ごしたか? に関して少し追加します。
*これは当然、私が男性で若い大学生(能天気!)だったから
出来た事だと思います!
まず、私は、初日に荷物が届かず、防寒具やカメラ、
着替えがなくなりました。
このため、ロンドン市内の衣料品店の下着(パンツ)を1枚だけ購入。
カメラは小型のカメラを携行品で持っていたので、
荷物バックに入れていたのと同様の「高級一眼レフ」カメラの購入は
お金がないので再購入を諦めました。
本当は、このカメラでヨーロッパの綺麗な光景を沢山撮影する
予定でしたが見事に「NG!」になりました。残念!
さて、下着(パンツ)は、丸めて上着・ジャンパーのポケットに入れて
行動しました。
そして、私は(パンツ)をホテルで入浴の際に一つを洗い、
それをすぐに干して~。別の一枚を使用する感じで過ごしました。
毎日、「洗って干す(乾燥)」「洗って干す(乾燥)」の連続でした。
このため、手荷物はなく、本当に手ぶらの海外旅行状態でした。
そして、振り返ってみて、これのメリット、デメリット等を
感じました。
「手ぶら旅メリット」
私は、ほぼ手ぶらなので、身体に負荷がかからない感じでした。
毎日、私たちはかなり歩きましたが、私自身は「歩いても疲れない、
疲れがたまらない」感じでした。
また、当然、荷物の盗難、ひったくりの心配がありませんでした。
更に、初めて訪問する何も知らない若い外国人観光客と思われ難いので、
変に警戒されない。
特に、服装が貧相なので、お金持ちとは絶対思われない。
(笑)これが大事!!
途中、お金を使わないので(使えないので)、最後のお土産の購入にも
余裕があり、好きな物が買えるはず?
友人は、重いリュックサックを背負っていたので、長時間歩くと
かなり大変そうでした。
友人は、体育系サークルに所属していたので、体力には自信が
あったのですが、時々「ちょっと待って、疲れたから少し休もうよ!」
と弱音を吐いていました。笑い
「手ぶら旅デメリット」
毎日、洗濯で忙しい!汗
時折、欲しいものがあっても荷物になるので購入を諦める。
(ヨーロッパ各地での記念品などは基本的に買えない。)
このため、この旅行の思い出の品物がほとんどない状況!
あるのは、ハプニングの思い出だけ。
「ヨーロッパ卒業旅行の費用は?各国通貨がバラバラで混乱!」
最後になりましたが、「何か忘れているなあ~」と言う気がしていました。
一つは、お金の話です。
私達は地方の貧しい学生だったので、この卒業旅行を決めてから
バイトに励みました。
私は、ホテルのナイト・キャッシャー(簡単に言うと夜のレストランや
宴会のレジ係)と条件が合えば単純肉体労働などです。
また、友人は、新聞配達などでお金を貯めました。
正確には忘れましたが、多分、旅行代金(格安チケット)が約20万円
お小遣い約20万円 パスポート等の手数料が10万円ほど
合計50万円ほど必要だったと思います。
「海外旅行向けて必死の節約とアルバイトの日々」
2人でヨーロッパに卒業旅行に行くと決めたのは約半年前の秋。
それから2人はバイトに励み、旅行代金を貯めました。
当然その間は、朝は抜いて、お昼はインスタントラーメン、夜は
学生食堂などと飲食費をできる限り削減して、貯金一筋の生活でした。
周りの、特別に卒業旅行とか計画していない友人らは
「新社会人の新生活」に向けてある意味「優雅な生活?」を続けていました。
私は、それも少し羨ましいとは思いましたが、それ以上に若い時
(自分の自由な時間がある時に)海外に行って異国の生活を知りたい
思いが強かったです。
「今では昔話!各国独自通貨の為、両替では困惑」
ドルにポンド、フラン、マルク、スイスフラン、リラ!
これは何?「なぞなぞクイズ」ではありません。
各国通貨の呼称です。
実際に海外に行くと問題になるのが、やはり「お金=通貨」です。
現在ヨーロッパは、統一通貨「ユーロ」があり、EU圏ではある程度統一され
煩雑な訪問先の通貨への両替の苦労はありませんが、当時は各国独自の
通貨だったので行く先々でまず、通貨の両替から始まりました。
両替所は通常は駅、空港、銀行でした。
当時は変動相場制で年により大きく為替レートが変わっていました。
1980年頃の世界の経済概況は 第二次オイルショックで日本企業は
原油価格に右往左往状態でした。
この為、基本的に米ドルからイギリスはポンド(1ポンド400円~500円)、
ドイツはマルク(1マルク約120~130円)、イタリアはリラ
(1リラ約0.3円~0.5円)、フランスはフラン (1フラン 約50~60円)
等です。
為替レート(1980年頃)
1ドル(アメリカ) | 約200円~250円 |
1ポンド(イギリス) | 約400円~500円 |
1マルク(ドイツ) | 約120円~130円 |
1リラ(イタリア) | 約0.3円~0.5円 |
1フラン(フランス) | 約50円~60円 |
この両替が手間で、毎回手数料がかかり、かなり損をした気分でした。)
また、為替レートを振り返りますと、少し古い話ですが、
1949~1971年:1米ドル=360円(固定相場制)でした。
今では信じられませんが~。
このため、私の小さい頃は、1ドル=360円が常識でした。
その後、1973年2月~:変動相場制に移行→1米ドル=260円位まで
ドル安円高が進んだ後、300円まで戻します。
そして、その後徐々に円高が進み、2011年には一時75円台に入ります。
1ドル360円が常識の私達世代には、1ドルが約80円、なんと4倍の
価値なるとは、本当に想像を絶する為替レートになりました。
なお、2022年9月現在、1ドル=140円程度でかなり円安に
振れています。
また、当時旅行中感じた事は、私たちには本当に少額ですが、各国の
使えきれないお金が残り、「もったいない」「早くUSドルの様な統一通貨が
出来て欲しいな~」「いや、全世界統一の通貨が欲しい」と心底思いました。
ヨーロッパ各地の人は、よく往来するので、その時、使わなかったお金は
次回使えば良いと思いますが、アジアの島国、日本からはそんなに何回も
訪問できませんから。
そして、こうした「ムダ金」、「冬眠通貨」はどのくらいあるのか?
「為替手数料手数料」はどのくらいあるのか?
なにか釈然としない感情だけが残りました。
以上が、お金に関する思い出です。
為替レート、変動相場制移行後の動乱の時代、ヨーロッパ通貨統合の
前の実感です。
「電子マネーも良いけど、少しは現金も必要!」
当然、現在では、世界的なクレジットカード普及していて、さらに
スマホ利用の電子マネー、今後はBNPL等の決済サービスが進化していく
とは思います。
当時、私は、学生でクレジットカードは持っていないし、そもそも作れなかったのです。
今後は、ユーザーにとっては、電子マネーが普及し、便利でロスが
少なくなっていくと思います。
ただ、私の経験では、国内旅行の時ですが、スマホ(防水)が誤って洗面器に
落ちて、水浸しになり故障した苦い思い出もあります。
この時は、直ぐに水を拭きましたが、しばらくする画面が徐々に暗くなって
いき、最後に「すっー」と真っ暗に!
その後は、再起動できなくなってしまいました。
本当に焦りました。
海外だと直ぐに、修理してくれるお店も見つからない可能性が高いです。
スマートフォン一つの旅も便利ではありますが、本当にちょっとした
油断やアクシデントでトラブルになる可能性もあるので、
十分気を付けてください。
老婆心ながらやはり少しは現金も必要だと思います。
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