ヨーロッパ卒業旅行! 英国「空港で私の荷物だけが消えた!」 

世界のハプニング ヨーロッパ

ワープ 04 ヨーロッパ卒業旅行!

「イギリス・ヒースロー空港で私の荷物だけが消えた!」

 私の初めてのアメリカ旅行で得た「金言」を実行!

「まず、ヨーロッパの歴史を学べ」を実践すべく実行に移しました。

今は世界的に旅行が規制され、学生の卒業旅行もままならない状態が

続いていますが、今回からしばらく私のヨーロッパ卒業旅行の思い出です。

そこでも、様々なハプニングを経験しました。

約40年前の春。

大学の卒業を前に友人とヨーロッパ各地を巡る卒業旅行に行きました。

出発は、九州の福岡国際空港。

友人と共に格安航空会社の受付カウンターで搭乗手続きを行い、

バックを預け、パスポートを見せ無事通関を終えました。

この手続きは2人同時に終了しました。

そして、飛行機に乗り、いよいよ卒業旅行スタート!

香港経由の長いフライトを終え、イギリスのヒースロー空港に到着しました。

ヒースロー空港は長い歴史を誇り、ご存じの通り利用者が

世界有数のマンモス空港。

世界的なハブ空港なので、広さは羽田の2倍?はあった様に思います。

私達は、搭乗機を降り、手荷カウンターまで歩きましたが、

長く遠いのでその広さを実感しました。

特に、当時、ヨーロッパの主要空港での東南アジアからの発着便の

手荷物カウンターは、通常ターミナルの端っこにあるので、

見つけるのが大変でした。

現在は少し違ってメインのターミナルに変わっています。

さて、到着は午後2時頃で、現地は快晴でした。

「さあ、着いた、初めてのヨーロッパツアー開始だ」と

2人とも気合を入れました。

そして、預けた手荷物を受け取ろうと広場の様な広いカウンターに行きました。

当然、そこは他の到着便も併用しているので、ものすごく混雑していました。

人込みをかき分け、かき分け、やっとカウンターにたどり着きました。

しかし、ここで、信じられない事に起こりました。

友人のリュックは、「す~」とカウンター(到着機の荷物が出て

回っているところ)から問題なく出てきました。

しかし、私の荷物が出てこないのです。

何かに混じって見つからないのかなと思い、しばらく観察し、

何回も回って確認しましたが、見つからないのです。

そして、乗った飛行機の最後の荷物が引き取られるまで見守りましたが

結局、私のバッグは見つける事ができませんでした。

信じられない事ですが、私の荷物だけが消えたのです! 

他の乗客は全く問題無いのに! 私の荷物だけが!

友人は初めての海外旅行、スタートでのハプニングに、

ただぼう然としていました!

しかし、私は2回目の海外旅行なので少し落ち着いて対処しました!

直ぐに、私は航空会社の事務所に連絡し、確認してもらいました。

担当は、最初イギリス人でしたが、途中で日本人スタッフに変わり

親切に対応してくれました。

このため、私は最初、「すぐに担当者が見つけてくれるだろう!」と

甘く考えていました!

が、世の中そんなに甘くありませんでした。

やはり、近くのカウンターの全ての荷物が引き取られても、

見つかりません。

私の荷物だけがないのです!

この間に私も空港内をいろいろ探しました。

所々に持ち主不明の荷物が小山の様に積みあげられていて少し不気味でした。

その後も、係員がいろいろ探してくれたものの、結局出てきませんでした。

私のバッグの中には この旅行用に購入した新しいカメラや

新しい防寒着などを詰め込んでいました。

担当者もその他のカウンター等を巡り、必死でいろいろ探してくれましたが、

結局見つかりませんでした。

私は、しかたなく紛失届を提出して、出てきたら連絡をくれるよう

依頼し、帰国後保険で処理しようと決心しました。

何度考えても、日本で同じ空港、同じフライトで同時刻に手荷物を

預けたのに友人は「ノートラブル」私は「ロストバゲージ」。

何故こんな事が起きるのか?本当に不思議でした。

「心の中でこれから先どうしよう?」との不安で一杯になりました!

今でも、時々思い出しますが、当然いまでも不思議です!

それからの旅は 私は必要なものを旅先で買いながら約1か月半の

旅行となりました。

少ない小遣いなので、かなり不安になりましたが、

「起きた事はしょうがない事」と諦めの心境でした。

「トラブルは常に! 気持ちの切り替えが大事」

そして、開き直った私の中に 一瞬の閃きが!

重い荷物が無くなれは長い旅行の間に荷物の保管や管理に悩む事が無くなる!

少し、能天気ですが、意外と身軽、手軽で良いかも?

各地のみやげ物は買えないけれど、最後にまとめて買えば良いかも!

幸い、「サイフとパスポートと命は大丈夫だからなんとかなるぞ!」

気楽に旅しようと!

この時は、まだまだ寒い冬の時期で、友人はオーバーコートに

大きなリュック姿ですが、私はジャンパーで「手ぶら」の珍道中となりました。

全ての手続き終了後、私達は気持ちを切り替え、

空港リムジンで市内に向かいました。

バスの中では、無口になった友人に私は

「ヤレヤレ、どんな旅になるのかな?先が思いやられるな?」と呟きました。

その後、約3週間の道中、私達がどう過ごしたか? について少し紹介します。

これは当然、私が男性で若い大学生(能天気!)だったから

出来た事だと思います!

まず、私は、初日に空港で荷物が届かず、防寒具やカメラ、着替えがなくなりました。

このため、ロンドン市内の衣料品店で黒い色のパンツを1枚購入。

カメラは小型のカメラを携行品で持っていたので、

バックに入れていたのと同様の「高級一眼レフ」カメラの購入は高いので、

再購入は諦めました。

本当は、このカメラでヨーロッパの綺麗な光景を沢山撮影する予定でしたが

見事に「NG!」になりました。

下着のパンツは、丸めて上着・ジャンパーのポケットに入れて

行動しました。

そして、私はパンツをホテルで入浴の際に一つを洗い、それをすぐに干して~。

別の一枚を使用する感じで過ごしました。

毎日、「洗って干す(乾燥)」「洗って干す(乾燥)」の連続でした。

このため、手荷物はなく、本当に手ぶらの海外旅行状態でした。

「荷物が無い旅の良い点、悪い点」

そして、振り返ってみて、これのメリット、デメリット等を感じました。

まず、メリット 

私は、ほぼ手ぶらなので、身体に負荷がかからない感じでした。

毎日、私たちはかなり歩きましたが、私自身は「歩いても疲れない、

疲れがたまらない」感じでした。

また、当然、荷物の盗難、ひったくりの心配がありませんでした。

更に、初めて訪問する何も知らない若い外国人観光客と思われ難いので、

変に警戒されない。

特に、服装が貧相なので、お金持ちとは絶対思われない。(笑)

これが大事!

デメリット

訪問先で思い出の品が自由に買えない!

私達はしばらくロンドンに滞在し、ドイツ、イタリア、モナコ、

フランス等を巡る予定だったので。

自分の頭で覚えるしかない!(記憶するだけ!)

この状態で、ヨーロッパの旅がスタートしましたが、

各地で若い2人にふさわしい?いろんなハプニングが待ち受けていました、

次回に続きます。

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